BlackRock、需要増に伴い顧客向け暗号サービスを検討中とCEOが発言

BlackRock、需要増に伴い顧客向け暗号サービスを検討中とCEOが発言

By Benson Toti - 分読み (ショート)

BlackRockは世界最大の資産運用会社であり、10兆ドルを超える資産を運用しています。

BlackRockのCEO、Larry Fink氏は、投資大手はデジタル資産のサービスと投資を顧客に提供することに関して、何が可能かを実際に検討していると述べています。

クライアントからの関心が高まる中、BlackRockはデジタル通貨、ステーブルコイン、および基盤となるテクノロジーを研究して、クライアントへのサービス提供にどのように役立つかを理解しています。」とFink氏は木曜日に発表された手紙で述べています。

彼はまた、企業や政府によるこの分野での探求が増加する中で、デジタル通貨とデジタル通貨決済システムの利点についても触れました。

慎重に設計されたグローバルなデジタル決済システムは、マネーロンダリングや汚職のリスクを軽減しながら、国際取引の決済を強化することができます。」と付け加えています。

彼によると、デジタル通貨の使用は、国境を越えた支払いに関連するコストを削減する可能性があります。また、海外にいる家族に送金したい駐在員にとって、大きな助けになることを例に挙げました。

「私たちはクライアントに奉仕する」

BlackRockは10兆円を超える資産を運用していますが、Fink氏は、あくまでも顧客に代わって資金を運用するのだと述べています。

私たちが管理するお金は私たちのクライアントに帰属します。そして彼らに奉仕するために、私たちは世界中の変化が彼らの投資成果にどのように影響するかを理解するよう努めています。」と彼は株主に語りました。

この発言は、ロシア・ウクライナ戦争に関連したもので、FInk氏は過去30年余りにわたって見られたグローバリゼーションが終焉を迎えたと述べました。

しかし、グローバル資本市場を含むグローバリゼーションの概念と利点を依然として信じている一方で、Fink氏は戦争の結果、状況が変化したことを確信しています。企業や政府の反応、そして次に起こりうることは、広範囲に影響を及ぼすだろう、と彼は付け加えました。

彼によると、戦争は世界的な大流行の影響に加え、それらの影響は「私たちがまだ予測できない形で今後数十年間は波及するだろう。」とのことです。