- 億万長者のポール・チューダー・ジョーンズは金とビットコインに強気だ。
- ヘッジファンドマネージャーはCNBCのインタビューで、商品の保有量が不足していると語った。
ポール・チューダー・ジョーンズ氏は、米国大統領選を前に、またインフレ圧力が11月の投票後も続くとみられることから、貴金属の金とデジタル資産のビットコイン(BTC)をロングポジションにしていると述べた。この億万長者のヘッジファンドマネージャーは、10月22日にCNBCのアンドリュー・ロス・ソーキン氏とのインタビューで自身の投資戦略を語った。チューダー・インベストメントの創設者兼最高投資責任者であるジョーンズ氏は、自身の取引戦略は金とビットコインのロングポジションだとソーキン氏に語った。
"I'm long gold, I'm long bitcoin, I think commodities are so ridiculously under-owned so I'm long commodities," says @ptj_official. "I probably have some basket of gold, bitcoin, commodities and Nasdaq, something like that. And I own zero fixed income." pic.twitter.com/i152rZFlbs
— Squawk Box (@SquawkCNBC) October 22, 2024
ビットコイン、金
チューダー・インベストメントのCIOによると、市場では「信じられないほど保有量が少ない」商品があり、だからこそ彼は商品にも強気だ。ジョーンズ氏はまた、米国大統領選で誰が勝つかに関わらず、ナスダックを長期投資の対象としている。ポリマーケットのデータによると、同プラットフォーム上のほとんどの仮想通貨トレーダーはドナルド・トランプ氏に傾いている。同氏はBTC、ゴールド、商品全般に強気の見通しを示しているが、 政府支出を懸念する中、債券には弱気だ。同氏は、政府がこれに真剣に取り組まなければ、債券市場が大幅に売り込まれる可能性があると考えている。こうした見通しの中、同ヘッジファンドマネージャーは債券を保有する予定はない。 「問題は、今回の選挙後、米国および米国債市場でミンスキーの瞬間が訪れるかどうかだ」と同氏はコメントした。 10月22日火曜日の執筆時点でビットコインの価格は67,500ドル前後で推移しており、年初来で52%、過去1年間で125%上昇している。この暗号通貨は3月に史上最高値の73,000ドルまで上昇した。一方、金はここ数週間急騰している。火曜日の時点で、貴金属の価格は史上最高値の2,747.68ドルに達した。金の価格は年初来で33%以上上昇している。