- 韓国では、大統領の戒厳令により、仮想通貨の取引量が24時間で340億ドルに急増した。
- 騒乱と政治的混乱により仮想通貨トレーダーの間でパニックが起こり、24時間の取引量は過去最高を記録した。
韓国の短い戒厳令により、12月3日の24時間で340億ドルを超える仮想通貨取引量が過去最高を記録した。尹錫悦大統領は火曜日、騒乱の波が広がる中、緊急外出禁止令を宣言し、戒厳令が発効するとトレーダーは動揺した。
これにより、韓国の主要仮想通貨取引所ではスポット取引量が大幅に増加した。
国内上位5つの取引所をサンプリングした市場データによると、取引量はUpbit 、Bithumb、Coinone、Korbit、Gopax全体で340億ドル以上に上昇した。
なぜ戒厳令なのか?
尹錫烈大統領は、野党による「反国家」姿勢の高まりにより、緊急外出禁止令を発令するという思い切った措置を取らざるを得なくなったと述べた。
野党の行動は国家の安全と自由に対する脅威だと彼は述べた。兵士たちが街頭に殺到し、国会が混乱に陥り、議員らが投票で事態を覆そうと躍起になったことが、商人たちをパニックに陥れた一因となっている。
暗号通貨の価格反応
外出禁止令が続いた短い期間に、トレーダーは資産を売却しようと急いだ。このパニックは仮想通貨取引量の大幅な急増を招いただけでなく、仮想通貨市場全体にも影響を及ぼした。ビットコインは10万ドルを下回る売り壁でさらに苦戦し、主要アルトコインは最近の値上がり分を失った。
例えば、XRPは直近の高値2.80ドルから値上がり分を縮小し、価格は安値2.40ドルまで下落したが、執筆時点では若干の回復を見せている。
イーサリアム価格も高値3,732ドルから値上がり分を3,540ドル近くまで減らした。尹大統領の決定はその後覆され、政情不安がさらに深まる中、激しく批判されている。戒厳令により韓国大統領が弾劾される可能性もあると観測筋は言う。