- テザーはルガーノ市と協力してサトシ・ナカモトの像を公開した。
- ビットコイン(BTC)の創始者サトシ・ナカモトは、最近のHBOドキュメンタリーにもかかわらず、依然として謎に包まれたままだ。
テザーとルガーノ市は、ビットコイン(BTC)の生みの親サトシ・ナカモトの等身大像を公開した。10月25日の発表によると、この像の公開はルガーノでの第3回年次フォーラム「プラン₿」で行われた。「プラン₿」はUSDT発行会社テザーとルガーノ市の共同プロジェクトで、同市でのビットコインとブロックチェーン技術の導入促進を目的としている。
サトシ・ナカモト像
テザー社のニュースリリースによると、サトシ・ナカモトの像はルガーノのヴィラ・チャーニにあり、BTCの創始者の謎と革新性を表現しているという。この像はサトシのビジョンと遺産を称えるものだ。
Plan ₿ Initiative Unveils Satoshi Nakamoto Statue at 3rd Annual Plan ₿ Forum in Lugano
Learn more: https://t.co/0FS9Cb6keD— Tether (@Tether_to) October 25, 2024
像はサトシの謎を強調しており、視点が変わると徐々に見えなくなるという遊び心がある。このデザインは「サトシが世間の目から退く」ことを象徴している。
「サトシ・ナカモトの像はビットコインの革命的な影響と分散化の考え方の証です。サトシが身を引いてコミュニティに主導権を握るという決断は、分散化の真髄を示しています」とテザーの最高経営責任者パオロ・アルドイノ氏は語った。
ルガーノ市長ミケーレ・フォレッティ氏によれば、この像はサトシの功績を称える以上の意味を持つという。
「ルガーノは急速にデジタル革新の中心地になりつつあり、この像はサトシ・ナカモトを称えるものであると同時に、私たちの街を動かす先進的な精神を体現するものでもある」とフォレッティ氏は指摘した。
消えた銅像の公開は、HBOのドキュメンタリー番組がビットコインの生みの親の正体を暴いたと主張してから数週間後に行われた。しかし、HBOのドキュメンタリー番組でサトシ・ナカモトとして言及されていたと思われる人物は、これまでずっと公の場から姿を消しており、 自分はサトシではないと公言している。暗号学者のパイオニアでビットコインの初期開発者であるピーター・トッド氏は、ドキュメンタリー番組のせいで安全上の懸念から身を潜めざるを得なくなったとさえ述べている。