1兆ドル以上の資産を持つ資産運用会社ウェリントン・マネジメントは、新たに発表 されたトークン化された米国財務省ファンドの当日償還を促進することを目的とした協力関係において、オンド・ファイナンスとの提携を発表した。オンドは、トークン化された資産市場で急成長している分散型金融プロトコルである。
オンドとウェリントンが新たなトークン化ファンドで提携
問題のファンドは、スタンダード・チャータードが支援するトークン化プラットフォームLibearaが、ファンド管理インフラ企業FundBridge Capitalと共同で立ち上げたDelta Wellington Ultra Short Treasury On-Chain Fund(ULTRA)である。Delta Wellington Ultra Short Treasury On-Chain Fundは、イーサリアムブロックチェーン上で稼働している。しかし、発行者はこれをArbitrum、Avalanche、Solanaに拡大する計画がある。Wellington ManagementとOndo Financeの提携により、後者は日中償還を可能にする技術を提供する。
1/ Wellington Management Partners with Ondo Finance to Provide Intraday Redemptions for Tokenized US Treasury Fund
Wellington Management (@Wellington_Mgmt) one of the world’s largest independent asset managers with over $1 trillion in assets, has partnered with Ondo Finance to… pic.twitter.com/dy1tefMxxM
— Ondo Finance (@OndoFinance) October 30, 2024
これにより、投資家はいつでもポジションに出入りできる。OndoとWellingtonは、これをWeb3全体でのファンドの有用性を高めるための重要なステップと見ている。 「オンド・ファイナンスは、24時間365日の流動性を確保することで、トークン化された資産が担保として、またデジタル資産エコシステムを含む国境を越えた決済に最も効果的に使用されるようにしています」とオンド・ファイナンスの最高経営責任者、ネイサン・オールマン氏は声明で述べた。オンドは、オンド米ドル利回り(USDY)とオンド短期米国債ファンド(OUSG)の2つのトップトークン化米国債ファンドを保有している。rwa.xyzによると、 USDYとOUSGの時価総額はそれぞれ4億4,400万ドルと2億500万ドルである。しかし、現在24億3,000万ドル強の市場では、これは注目に値する。ブラックロックのUSDインスティテューショナルデジタル流動性ファンド(BUIDL)は、5億3,300万ドルを超え、最大である。