Rippleは、温室効果ガス削減を拡大することを目的としたブロックチェーンの革新に向けて1億ドルの資金を投入したと発表しました。
炭素市場の企業に投入される資金は、気候に焦点を合わせたフィンテックの新興企業にも割り当てられていると木曜日に語っています。
プレスリリースによると、この資金は2030年までにネットゼロを目指すRippleのプログラムポートフォリオにも投入されます。それとは別に、Rippleはこの資金を使って、非代替性トークン(NFT)として炭素クレジットのトークン化の取り組みを支援する予定です。
これは、XRP Ledger(XRPL)上で行われ、ブロックチェーン技術が炭素クレジットNFTの真正性を保証するのに役立つと同社は指摘しています。
気候変動に関する「行動の呼びかけ」
RippleのCEOであるBrad Garlinghouse氏は、今回の資金調達は気候変動に対する同社の「世界的な行動要請への直接的な反応」であると指摘しました。同氏は、排出量抑制に向けた世界的な対応の一環として、企業がリソースや人材まで投入することが推奨されていると述べています。
「排出量の削減と低炭素な未来への移行は最も重要ですが、炭素市場もまた、気候目標を達成するための重要なツールです。ブロックチェーンと暗号は、炭素市場がその潜在能力を最大限に発揮し、断片的で複雑な市場に流動性と追跡性をもたらす上で、触媒的な役割を果たすことができます。」とGarlinghouse氏は付け加えました。
Today, @Ripple is committing to invest $100M to modernize carbon markets globally, through investing in carbon removal companies and supporting growth in carbon credit tokenization functionality (Hear me out, NFTs aren’t just about digital art…) https://t.co/MYrxEO6WfN
— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) May 19, 2022
Rippleの責任者によると、1億ドルのコミットメントは、世界の気温上昇を1.5度未満に抑えるためのもう1つのステップとなります。
Rippleは、炭素鉱物化企業のカーボンキュア・テクノロジーズ、国連が支援するトークン化スタートアップのXange.com、カーボンオフセット企業のインバートなど、炭素市場において目標達成を支援する複数の企業と提携しています。
また、Energy Web Foundation、Alliance for Innovative Regulation、Rocky Mountain Instituteとも連携しています。